水曜日, 5月 27, 2009

VMware ESXi 3.5入門 (第2回、Data Store作成)

[概要]
VMware ESXiを使用する際にバーチャルマシンのイメージや、ゲスト用のOS媒体のイメージを格納する場所の作成方法を説明してます。

[詳細]
前回に引き続き今回は、バーチャルマシンのイメージや、OSなどのインストール媒体を格納する場所である"Datastore"の作成を行います。"Datastore"には、Fiber Channel, iSCSI, NFS, ローカルディスクなどを使用できます。
本章では、"Datastore"をローカルディスクとNFSに作成する場合について説明します。あわせて、"Datastore"の作成に使用するVMware Infrastracture Client (VI Client)の操作方法の基礎についても触れます。
  1. VI ClientからESXiホストへの接続
    スタートメニューから、VI Clinetクライアントを起動し、ユーザー名(最初の接続時にはrootしか存在ないので、rootを入力します。)


    セキュリティの警告に答えて、VI Clientのコンソール画面に進みます。


  2. Datastore作成画面への移動
    インストール直後には、Datastoreは存在しません。"Configuration"のページのトップにその旨が記載されています。"click here to create datastore..."をクリックして、Datastore作成画面へ移動してください。
    または、VI Clientの"Configuration"のページにある"Hardware"の中の"Storage"をクリックします。Datastoreを追加する際には、こちらの方法を使用します。


  3. ストレージのタイプの選択とDatastoreの作成
    格納先にNFSを使用する場合は"Network File System"を、ファイバー・チャネル、iSCSI、またはローカルディスクを使用する場合には"Disk/LUN"を選択します。


  4. [Disk/LUNの場合]
    1. Datastoreを構築するデバイスを選択します。


      デバイスの構成を確認して次に進みます。

    2. 一意なDatastore名を決め、それを入力します。
      作成するDatastoreを複数のホストで共有する場合には、共有するホスト間で一意のDatastore名にします。


    3. 最大ファイル・サイズの指定をします。


    4. 設定を確認して、Datastoreの作成を実行します。


    5. Datastoreが"Storage"に表示されれば、作成は完了です。


    [Network Storageの場合]
    1. NFSサーバ、共有ディレクトリ、Datastore名を入力します。
      Datastore名は共有するホスト間で一意になるように作成します。


    2. 設定を確認して、Datastoreの作成を実行します。


    3. Datastoreが"Storage"に表示されれば、作成は完了です。



次回はバーチャルマシンの作成について説明します。

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