水曜日, 11月 11, 2009

Oracle VM 入門 (第5回、リソースの管理)

[概要]
OVM ManagerからISOを使用した仮想マシンの作成について説明しています。
OVM 2.xについて説明しています。OVM 3.xについては、こちらをご覧ください。

[詳細]
OVM Managerからの仮想マシンの作成方法には、テンプレートを使用する方法、ISOイメージからインストールする方法、ネットワーク(PXE)ブートを使用した方法の3通りあります。
今回はISOイメージを使用する方法について説明します。

  1. 作成方法の選択
    まず、OVM Managerの"Virtual Masines"のタブを選択し、その画面で"Create Virtual Machine"を押すと、作成方法の選択画面に移ります。
    作成方法の選択画面では、"Create from installation media"を選択し、"Next"を押します。



  2. サーバ・プールとISOイメージの選択
    次の画面では、仮想マシンを作成するサーバ・プールを選択します。また、次の画面では、使用するISOイメージを選択します。



  3. 情報の登録
    仮想マシンに必要な情報の入力を行います。


    • Virtual Machine Name
      仮想マシン名を入力します。(必須)
    • Operating System
      作成する仮想マシンのOSを選択します。
    • Nimber of Virtula CPUs
      仮想マシンのCPUの数を指定します。(必須)
      CPUの数はパフォーマンスの観点から、OVM Serverに搭載されているCPUの総コア数以下にすることをお勧めします。
    • Keyboard Layout
      仮想マシンのキーボードの配列を指定します。(必須)
    • Memory Size
      仮想マシンのメモリ容量を指定します。(必須)
    • Virtual Disk Size
      仮想マシンに作成する1番目のディスクのサイズを指定します。(必須)
    • Console Password
      仮想マシンのコンソールにアクセスする際のパスワードを設定します。(必須)
    • Confirm Console Password
      コンソールのパスワードを確認のために再入力します。(必須)
    • High Availability
      高可用性の機能を有効にします。サーバ・プールの高可用性機能が有効になっていることが必要です。
    • Network Interface Card
      ネットワーク・カードの追加/削除と、ブリッジする物理ネットワーク・カードの選択を行います。"VIF0"は仮想マシンの"eth0"に、"VIF1"は仮想マシンの"eth1"に、といったように対応していきます。
  4. 仮想マシンの作成
    入力情報の確認を行った後"Confirm"を押して、仮想マシンの作成を行います。
    "Creating"のステータスの後、正常に仮想マシンが作成されると"Running"になります。


  5. コンソールの起動
    "Console"を押して、コンソールを起動します。
    "Password"には情報登録時に設定した"Console Password"を入力し、パスワードが正しければコンソール画面が表示されます。この後はコンソール画面を使って、通常のPCと同じようにOSのインストールを進めてください。


次回は、テンプレートイメージからのインストールについて説明します。

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