金曜日, 9月 09, 2011

ubuntuでkvmを使う

[概要]
ubuntuでkvmを使うためのOSインストールについて説明しています。
CentOS6, RHEL6の方はこちらを、CentOS5.4以降の方はこちらを、RHEL5.4以降の方はこちらを、それぞれご覧下さい。
[詳細]
KVMはLinux kernelに2.6.20より標準で実装されている仮想化環境で、カーネルのモジュールとして動作します。
また、KVMはハイパーバイザとしてのみ働き、自身ではPCのエミュレートの機能は持っておらず、QEMUというエミュレータがKVMとの間のやり取りを行って、仮想環境を提供しています。なお、KVMの使用するためには、Intel-VTかAMD-Vといった仮想化技術を実装したCPUと対応したマザーボードが必要です。対応していない場合にはqemuが完全仮想化によってエミュレーションを行いため、非常に低速になります。

それでは、KVMインストールについて説明して行きたいと思います。
[デスクトップ編]
デスクトップの媒体を使用してインストールした時のkvmのインストール方法です。
  1. OSのインストール
    ubuntuでは、インストール時にkvmを意識した設定はありません。
  2. パッケージの追加
    "kvm"と"virt-manager"のパッケージを追加します。
    x
    root@ubuntu-sv-01:~# apt-get install kvm virt-manager
    パッケージリストを読み込んでいます... 完了
    依存関係ツリーを作成しています
    状態情報を読み取っています... 完了
    以下の特別パッケージがインストールされます:
    <略>
[サーバ編]
サーバの媒体を使用してインストールした時のkvmのインストール方法です。
  1. OSのインストール
    「ソフトウェアの選択」にて"Virtual Machine host"にチェックします。他にはリモートからのメンテナンスを考えると"OpenSSH server"もチェックしておきましょう。

  2. パッケージの追加
    ホストの上で、管理する場合には、"virt-manager"のパッケージを追加します。
    root@ubuntu-sv-01:~# apt-get install virt-manager
    パッケージリストを読み込んでいます... 完了
    依存関係ツリーを作成しています
    状態情報を読み取っています... 完了
    以下の特別パッケージがインストールされます:
    <略>

これでKVMを使用する準備が整いました。こちら参照して、仮想マシンの作成からOSのインストールまでを行ってください。

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