月曜日, 3月 19, 2012

KVMの管理 第7回
(仮想ディスプレイの管理、仮想ビデオカード、サウンドカードの管理)

[概要]
virt-managerでの仮想ビデオカード、仮想サウンドカードなどの管理方法について説明します。
[詳細]
前回は、仮想NICについて説明しました。今回は、これまで触れていない仮想ディスプレイ、仮想ビデオカード、仮想サウンドカードやその他のデバイスについても一度に説明します。
[ディスプレイ]
  1. 種類
    仮想ディスプレイの種類を"VNC", "Spice"から選択します。("Spice"をubuntu 11.10では使えません。)
  2. アドレス(変更不可)
    クライアントからお接続待ちしている(Listenしている)IPアドレスを表示します。
  3. ポート(変更不可)
    仮想マシンのコンソールに接続する際にこのポート番号を使用します。
  4. TLS port(変更不可)
    仮想マシンのコンソールにセキュアな接続で使用するポート番号です。この項目は"Spice"のみで設定できます。
  5. パスワード
    仮想マシンのコンソールに接続する時のパスワードを設定します。空白の場合は、パスワードなしになります。
  6. キーマップ
    ゲストOSのキーマップを指定します。
[ビデオカード]
"ビデオカード"を選択します。
  1. モデル
    "cirrus", "qxl", "vga", "vmvga", "xen"から、ビデオカードのモデルを選択します。
  2. メモリー(変更不可)
  3. ヘッド数(変更不可)
[サウンドカード]
"Sound"を選択し、"デバイスモデル"から"ac97","es1370", "ich6", "pcspk", "sb16"のうちの1つを選びます。
今回で仮想マシンの管理についての説明は一旦終わります。説明していないデバイスについては、「仮想ネットワークの管理」と「ストレージの管理」の後に改めて、「仮想マシンへのデバイスの追加」の中で説明します。

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