[概要]
virt-managerでの仮想ビデオカード、仮想サウンドカードなどの管理方法について説明します。
[詳細]
前回は、仮想NICについて説明しました。今回は、これまで触れていない仮想ディスプレイ、仮想ビデオカード、仮想サウンドカードやその他のデバイスについても一度に説明します。
[ディスプレイ] - 種類
仮想ディスプレイの種類を"VNC", "Spice"から選択します。("Spice"をubuntu 11.10では使えません。)
- アドレス(変更不可)
クライアントからお接続待ちしている(Listenしている)IPアドレスを表示します。
- ポート(変更不可)
仮想マシンのコンソールに接続する際にこのポート番号を使用します。
- TLS port(変更不可)
仮想マシンのコンソールにセキュアな接続で使用するポート番号です。この項目は"Spice"のみで設定できます。
- パスワード
仮想マシンのコンソールに接続する時のパスワードを設定します。空白の場合は、パスワードなしになります。
- キーマップ
ゲストOSのキーマップを指定します。
[ビデオカード]
"ビデオカード"を選択します。
- モデル
"cirrus", "qxl", "vga", "vmvga", "xen"から、ビデオカードのモデルを選択します。
- メモリー(変更不可)
- ヘッド数(変更不可)
[サウンドカード]
"Sound"を選択し、"デバイスモデル"から"ac97","es1370", "ich6", "pcspk", "sb16"のうちの1つを選びます。
今回で仮想マシンの管理についての説明は一旦終わります。説明していないデバイスについては、「仮想ネットワークの管理」と「ストレージの管理」の後に改めて、「仮想マシンへのデバイスの追加」の中で説明します。