Promise社のNAS Kit SmartStar NS4300Nの
telnetでのアクセスを有効にする方法を説明しています。
[詳細]
NS4300Nでは、ポート番号2380でtelnetが起動していますが、
adminや作成したアカウントでは、ログインできないようになっています。
しかし、アプリケーションプラグインをhackすることで、telnetでアクセスできるようにすることが出来ます。
- 事前の準備
アプリケーションプラグインを作成するために次の環境が必要です。
Linuxがインストールされたパソコン。もしくは、Cygwin(dd, tar, gzip, cat, bash, chmodが必要)をインストールしたWindowsパソコン。(筆者は試してません。理論上の話です。) - 正規のDLNAプラグインのインストール
- DLNAプラグインをPromise社のサイトからダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルをNS4300N上にコピーします。
- 「管理」→「システム更新」のページに進み、「アプリケーションプラグイン」のタブを選択します。
- 保存したファイルを指定して「OK」を押し、アップロードを行います。
更新中、"System busy. Please waite...."が表示され、
しばらくするとアップロード成功のダイアログが表示されます。 - Hack用のアプリケーションプラグインを作成
- 空のディレクトリ(フォルダ)を作成します。
- 作成したディレクトリに"rev"という名前で次のファイルを作成します。
PKGNAME=DLNA
PKGVERSION=1.0.9999.0
FWVERSION=010105 - ディレクトリ"./DLNA/DLNA/.server"を再帰的に作成し、fuppesというファイルを作成します。
#!/bin/ash
echo "admin ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL" >> /etc/sudoers
echo "admin" >> /etc/telnet.user
cp /etc/sudoers /data/etc
cp /etc/telnet.user /data/etc - 作成したファイルに実行権を付与します。
chmod +x ./DLNA/DLNA/.server/fuppes
- 作成したディレクトリをアーカイブします。
tar cvfz telnet-hack.tgz ./rev ./DLNA
- プラグインアプリケーションのファイルを作成します。
dd if=/dev/urandom of=telnet-hack bs=97k count=1
- アプリケーション・ファイルに、アーカイブを追加します。
cat telnet-hack.tgz >> telnet-hack
- 作成したアプリケーションプラグインのインストール
- アプリケーションプラグインの実行
- 「ファイルとプリンタ」→「プロトコル制御」のページで、「情報」のタブを開きます。
- 登録したアプリケーション「DLNA Server」の「有効」ボタンを押します。
しばらくするとアプリケーション開始成功のダイアログが表示されます。 - 接続確認
telentコマンドで、ログインできることを確認します。[root@linux ~]# telnet ns4300n 2380
Trying 192.168.1.9...
Connected to ns4300n (192.168.1.9).
Escape character is '^]'.
NS4300N R1.5 A1 (Version 01.05.0000.03) - Promise Technology, INC.
lukather login: admin
Password:
BusyBox v1.00-rc2 (2006.11.07-01:55+0000) Built-in shell (ash)
Enter 'help' for a list of built-in commands.
admin is allowed to login.
[admin@ns4300n]#
作成が難しい方は、私が作成したイメージをここからダウンロードして使ってください。
使用については、あくまで自己責任でお願いします。
以上で設定は終了です。DLNAを使用したい時には、正規版を再インストールしてください
もとのネタは、こちらにありましたが、リンクが切れてしまいました。
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