仮想化環境の管理ユーティリティvirt-manager 0.6.1について説明をしています。
RHEL6, CentOS6, ubuntu 10.10, 11.04で使用されているvirt-manager 0.8.xについては、こちらをご覧ください。
[詳細]
"Virtual Machine Manager(virt-manager)は、Red Hat社が中心になって開発している複数の仮想化環境をグラフィカルに管理するユーティリティです。virt-managerはlibvirt (virtualization API)を介して、Xen, Qemu, KVMなど異なるハイパーバイザーを一括して管理することが出来ます。
virt-managerを含むVMMのユーティリティは開発途上で、バージョンによって機能やユーザ・インタフェースが大きく変わります。
この連載では、RHEL5.4 Betaに添付されているvirt-manager 0.6.1について説明していきます。
さて、第1回目の今回は"仮想マシンマネージャー"の画面について解説します。
[メニュー]
- ファイル
- 保存したマシンの復元
virt-managerで保存した(スナップショットを行った)仮想シンを復元します。
現在はローカルホスト(localhost)への接続のみで有効です。 - 接続を追加
仮想化環境への接続を追加します。 - 閉じる
"仮想マシンマネージャー"の画面を閉じます。
他にコンソール画面が開いている場合はvirt-manager自体は終了しません。 - 終了
すべての画面を閉じてvirt-managerを終了します。
管理しているホスト、仮想マシンは動作続けます。
- 保存したマシンの復元
- 編集
- ホスト詳細
選択してるホストもしくは選択している仮想マシンが動作しているホストの詳細情報の表示、仮想ネットワーク、仮想ストレージの管理を行います。 - Virtual Machine Details (仮想マシン詳細)
選択している仮想マシンのコンソールを開きます。 - Delete Virtual Machine (仮想マシン削除)
選択した仮想マシンを削除します。 - 設定
virt-managerがホストから取得する情報の内容やその間隔、コンソールの振る舞いなどについての設定を行います。
- ホスト詳細
- 表示
仮想マシンマネージャーに表示する項目を選択します。表示できる内容を下記の通りです。
- ドメインID
- (動作)状態
- CPUs(CPU数)
- CPU Usage(CPU使用率)
- Memory Usage(メモリ使用率)
- Disk I/0
- Network I/O
- ヘルプ
virt-managerのバージョンなどの情報を表示します。
- すべての仮想マシン
- 動作中の仮想マシン
- 動作中ではない仮想マシン
- 新規
新たに仮想マシンを作成します。 - 接続
virt-managerをホストに接続させます。 - 切断
virt-managerからホストを切断します。 - Details (詳細)
選択してるホストもしくは選択している仮想マシンが動作しているホストの詳細情報の表示、仮想ネットワーク、仮想ストレージの管理を行います。メニューにある"編集" → "ホスト詳細"と同じ画面が起動します。
- Run
仮想マシンを起動もしくは停止状態から復帰します。 - Pause
仮想マシンを一時停止します。 - Shut Down
仮想マシンのシャットダウン/リブートを実行します。次の3つの動作から選択してください。
- Reboot
- Shut Down
- Force Off (強制OFF)
- Migrate
選択してる仮想マシンを指定したホストに移動します。
(ただし、仮想マシンが移動できるための設定がなされている必要があります。) - 開く
選択している仮想マシンのコンソールを開きます。
- 削除
仮想化環境への接続を削除します。削除するためには、接続を切断していなければなりません。 - 新規
仮想化環境への接続を追加します。 - 開く
選択している仮想マシンのコンソールを開きます。
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