火曜日, 5月 07, 2013

Ubuntuのネットワークインストール環境の構築

[概要]
Ubuntuのネットワークインストール・サーバの構築方法を説明します。
[詳細]
前回はネットワークブート・サーバの構築をしました。今回はUbuntuのネットワークインストール環境の構築について説明します。
Ubuntuのネットワークインストールには2種類あり、サーバ版に同梱されているネットワークインストール・イメージを使用する方法と、デスクトップ版のLive イメージを使用する方法があります。
まず、今回はネットワークインストール・イメージを使用した方法について説明ます。Liveイメージを使った方法については回を改めて説明します。
[ISOイメージのダウンロード]
必要なISOイメージをダウンロードします。ネットワークインストールのイメージは、12.10以降はserverのisoイメージ、12.04以前ではalternateのisoイメージに含まれます。念のために、ファイル名は次のように構成さています。"ubuntu-バージョン-用途-アーキテクチャ.iso"。例:"ubuntu-13.04-server-amd64.iso"
[ネットワークインストール・イメージのコピー]
ダウンロードしたisoイメージから、ネットワークインストール・イメージをtftpのディレクトリをコピーします。
注意:ここでの説明は複数のOSネットワークインストールがない環境であることが前提です。
root@linux00:~# mount -o loop,ro ubuntu-13.04-server-amd64.iso /mnt/loop
root@linux00:~# rsync -av /mnt/loop/install/netboot/ /var/tftpboot/
"ubuntu-13.04-server-amd64.iso"はisoイメージ、"/mnt/loop"はisoイメージのマウント・ポイント、"/var/tftpboot"はtftpのルートディレクトリですので、環境に合わせて適宜変更してください。
以上でサーバー側の設定は終了です。
[クライアントのブートの順序の変更]
ネットワークブートするようにBISOの設定を変更します。
[インストールの実施]
クライアントの電源を入れます。PXEのプログラムが起動し、その後インストーラ起動すれば、正しく動作していますので、インストーラーの指示に従って、インストールを行ってください。



以上で、Ubuntuのネットワークインストールの環境の構築方法についての説明は終了です。

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