月曜日, 9月 05, 2011

Oracle VM 3.0入門
(第4回 NFSサーバの登録)

[概要]
セットアップしたOVM ManagerにNFSサーバを追加する方法を説明します。

[詳細]
前回はOVM ManagerへOVM サーバを登録しました。OVMには仮想マシンのイメージ、テンプレート、ISOイメージを格納するストレージが必要です。入門編ではNFSストレージを追加します。
LinuxでNFSサーバを準備する場合は、こちらを参照してください。

[NFSサーバの登録]
  1. ビューを"Home"から"Hardware"に変更し、"Storage"(ストレージ)のタブを選択します。
  2. メニューの"Action"もしくはツールバーから"Register Storage Array"(図の赤く囲んだ部分)を選択します。

  3. NFSサーバの情報を設定します。
    * の部分は、必ず設定しなければなりません。

    1. Name :
      ファイルサーバ名を設定します。ここはホスト名でなく任意でかつ一意の名前をつけることができます。(必須)
    2. Storage Plug-in :
      ファイルサーバに接続するためのPlug-inを指定するのですが、NFSでは"Oracle Generic Network File System"を選択します。(必須)
    3. Access Host :
      登録するファイルサーバのIPアドレスもしくはホスト名を指定します。(必須)
    4. Description :
      ファイルサーバの説明を記載します。(任意)
    値を設定し終わったら、「次へ」を押して進みます。
  4. ファイルサーバを管理するOVM サーバを登録します。"Available Servers"から選択し"Selected Servers"へ移し、すべて移し終えたら"OK"を押します。

  5. ファイルサーバの登録が完了すると、ファイルサーバとシェアされているファイルシステムが表示されます。

[ファイルシステムのリフレッシュ]
登録されたファイルシステムを使用するためには、一度リフレッシュを行って情報をOVM Managerへ反映させる必要があります。
  1. リフレッシュするファイルシステムを選択し、メニューのActionもしくはツールバーから"Refresh File System"(図の赤く囲んだ部分)を選択します。

  2. リフレッシュを実施するOVMサーバを選択します。なお、リフレッシュは1台のOVMサーバから実施すれば十分です。

以上でNFSサーバの登録は完了です。NFS以外の共有ストレージについては"管理編"で詳しく説明します。次回は仮想ネットワークと仮想NICの登録を行います。

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