VMware Server 2におけるバーチャルマシンのプロパティについて解説します。
[詳細]
バーチャルマシンの仮想ハードウェアのプロパティの解説を行います。
プロパティの指定方法は、デバイスの作成時に指定する(下図の①)ほかに、作成後"Summary"タブの"Hardware"にある仮想ハードウェアをクリックし"Edit"を選択する(下図の②)ことによって行います。
- CPU (processors)
バーチャルマシンのCPUの数を設定します。デフォルト 1 OS起動中変更 不可 - メモリ (Memory)
ゲストOSが認識するメモリ容量を指定します。デフォルト ゲストOS依存 OS起動中変更 不可 - フロッピードライブ (Floppy Drive)
- "Host Media"/"Client Medida"
仮想デバイスが接続するドライブを選択します。
"Host Media": VMware Serverが動作するホストに接続されているドライブを使用します。
"Client Medida": Web管理画面を表示しているコンピュータのドライブを使用します。デフォルト デバイス作成時に指定 OS起動中変更 可能 - "Device Status"
- "Connect"/"Disconnected"
マップされたデバイスの接続/切離しの実行を実行します。デフォルト Disconnected (未接続) OS起動中変更 可能 (起動中のみ可能) - "Connect at Power on"
バーチャルマシン起動時のデバイスの自動接続するか否かを指定します。このプロパティは"Host Media"を選択したときのみに現れます。デフォルト デバイスの作成時の設定に依存 OS起動中変更 可能
- "Connect"/"Disconnected"
- "Connection"
仮想ドライブが使用するデバイスのタイプを選択します。このプロパティは"Host Media"を選択したときのみに存在します。デフォルト デバイスの作成時の設定に依存 OS起動中変更 可能 - "Physical Drive"
ホストに接続されている物理ドライブを使用します。 - "Floppy Image"
データストアに格納されているフロッピーディスクイメージを使用します。 - "New Floppy Image"
新たにフロッピーディスクイメージを、データストアに作成します。
- "Physical Drive"
- "Host Media"/"Client Medida"
- CD/DVDドライブ (CD/DVD Drive)
- "Host Media"/"Client Medida"
仮想デバイスが接続するドライブを選択します。
"Host Media": VMware Serverが動作するホストに接続されているドライブを使用します。
"Client Medida": Web管理画面を表示しているコンピュータのドライブを使用します。デフォルト デバイス作成時に指定 OS起動中変更 可能 - "Device Status"
- "Connect"/"Disconnected"
マップされたデバイスの接続/切離しの実行を実行します。デフォルト Disconnected (未接続) OS起動中変更 可能 (起動中のみ可能) - "Connect at Power on"
バーチャルマシン起動時のデバイスの自動接続するか否かを指定します。このプロパティは"Host Media"を選択したときのみに現れます。デフォルト デバイス作成時に指定 OS起動中変更 可能
- "Connect"/"Disconnected"
- "Connection"
仮想ドライブが使用するデバイスのタイプを選択します。このプロパティは"Host Media"を選択したときのみに存在します。デフォルト デバイスの作成時の設定に依存 OS起動中変更 可能 - Physical Drive
ホストに接続されている物理デバイスを使用します。 - "Use ATAPI emulation"/"Access the drive directly"
物理デバイスにアクセスする方法を指定します。"Physical Drive"のときのみに選択することが出来ます。
"Access the drive directly"を選択すると、メディアへの書き込みやマルチセッションCDの読み込みなどの機能が有効になります。"Use ATAPI emulation"では安定した仮想デバイスが提供されます。デフォルト "Use ATAPI emulation" OS起動中変更 可能 - "ISO Image"
データストアに格納されているディスクイメージを使用します。 - "Virtula Deivce Node
仮想ドライブが使用するIDE/SCSIノードを選択します。デフォルト IDE(1:0) OS起動中変更 不可
- Physical Drive
- "Host Media"/"Client Medida"
- ネットワークアダプタ ("Network Adapter")
- Device
- 接続済み
マップされた仮想ネットワークアダプタの接続/切離しの実行します。デフォルト 未接続 OS起動中変更 可能 (起動中のみ可能) - "Connect at Power on"
バーチャルマシン起動時のデバイスの自動接続するか否かを指定します。デフォルト デバイスの作成時の設定に依存 OS起動中変更 可能
- 接続済み
- "Netowrk Connection"
仮想デバイスが接続するネットワークを指定します。デフォルト インストール時に作成されるネットワーク OS起動中変更 可能 - "MAC address
仮想デバイスのMACアドレスを指定します。デフォルト 自動 OS起動中変更 不可
- Device
- ハードディスク (Hard Disk)
- Increcae Capacity
仮想ディスクのサイズ変更を行います。クリックすると、"Capacity", "Increase By", "New Capacity"のプロパティが表示され、"Increase By"に追加する容量を入力するか、"New Capacity"に追加後の全ディスク容量を入力することで、ディスクサイズの変更を行います。
なお、このプロパティは、バーチャルマシンの停止時でかつSCSIディスクのみ表示されます。デフォルト 仮想ディスク作成時のサイズ OS起動中変更 不可 - "Virtual Device Node"
仮想ディスクが使用するデバイスノード番号を指定します。デフォルト 仮想ディスク作成時の設定 OS起動中変更 不可 - "Disk Mode"
- "Independent Mode"
このプロパティをチェックすることにより、そのディスクがスナップショットの影響を受けなくします。デフォルト チェックなし(非独立) OS起動中変更 不可 - "Presistent"/"Nonpresistent"
これらのプロパティは、"Independent Mode"がチェックされたときのみ選択可能になります。
"Presistent" : ディスクに対する変更は恒久的にディスクに書き込まれます。
"Nonpresistent" : ディスクに対する変更は、パワーオフもしくは、スナップショットに戻ることによって、破棄されます。
- "Independent Mode"
- Policies
"Optimize for safety/"Optimize for performacne"から、安全性("Optimize for safety")と性能("Optimize for performacne")のどちらを優先するかを選択します。デフォルト "Optimize for safety" OS起動中変更 不可 - "File Options"
これらのプロパティは、仮想ディスクの作成時にのみ指定できます。- "Allocate all disk spare now"
仮想ディスクの作成時に指定したディスク容量を確保します。 - "Split disk into 2 GB files
1つの仮想ディスクを2 GBのファイル毎に分割します。
- "Allocate all disk spare now"
- Increcae Capacity
- SCSIコントローラ
次の中からSCSIコントローラのタイプを選択します。- Buslogic
- LSI Logic
- LSI Logic SAS
- VMware Accelerated SCSI
デフォルト ゲストOSに依存 OS起動中変更 不可 - シリアルポート (Serial Port)
- "Device Status
- "Connect"/"Disconnected"
マップされたシリアルポートの接続/切離しの実行を実行します。デフォルト 未接続 OS起動中変更 可能 (起動中のみ可能) - "Connect at Power on"
バーチャルマシン起動時のポートの自動接続するか否かを指定します。デフォルト 未接続 OS起動中変更 可能
- "Connect"/"Disconnected"
- "Connection"
仮想ポートが接続するデバイスを指定します。- "Physical"
ホストのシリアルポートを使用します。 - "File"
データストアにファイルを作成し、そのファイルをシリアルポートとして使用します。 - "Named Pipe"
名前つきパイプをシリアルポートとして、クライアントとバーチャルマシン間で通信を行います。
- "Physical"
- "Yeld CPU on poll"
シリアルポートへのアクセス方法を選択します。"Yeld CPU on poll"チェックすると、ゲストOSのシリアルポートへアクセスがCPU割り込みではなくポーリングによってアクセスするようになります。デフォルト 未チェック OS起動中変更 可能
- "Device Status
- パラレルポート (Parallel Port)
- "Device Status
- "Connect"/"Disconnected"
マップされたパラレルポートの接続/切離しの実行を実行します。デフォルト 未接続 OS起動中変更 可能 (起動中のみ可能) - "Connect at Power on"
バーチャルマシン起動時のポートの自動接続するか否かを指定します。デフォルト 未接続 OS起動中変更 可能
- "Connect"/"Disconnected"
- "Connection"
仮想ポートが接続するデバイスを指定します。- "Physical"
ホストのパラレルポートを使用します。 - "File"
データストアにファイルを作成し、そのファイルをパラレルポートとして使用します。
- "Physical"
- "Device Status
- Passthrough SCSI Device
- Connection
マップするSCSIデバイス・ファイルを指定します。デフォルト 接続されているデバイスによる OS起動中変更 不可 - "Virtual Device Node"
仮想デバイスのSCSIノードを設定します。デフォルト 未使用のSCSIデバイスノードによる OS起動中変更 不可
- Connection
- USBコントローラ
ホストに接続されているUSBコントローラをパススルーします。設定できるプロパティはありません。
以上でハードウェアのプロパティの説明は終了です。
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