火曜日, 12月 08, 2009

Linux ホスト名とIPアドレスの変更

[概要]
Linuxでの恒久的なホスト名とIPアドレスの変更方法を説明します。
[詳細]
Red Hat系(RHEL, CentOSなど)、Debian系(Debian, Ubuntuなど)それぞれについて、設定ファイル変更によるホスト名とIPアドレスの変更方法を説明します。
  • Red Hat系
    • ホスト名の変更
      設定ファイル"/etc/sysconfig/network"の中にある"HOSTNAME"の値を変更します。

      [root@linux01 ~]# vi /etc/sysconfig/network
      NETWORKING=yes
      NETWORKING_IPV6=no
      HOSTNAME=hostname # ここを変更

    • IP アドレスの変更
      ディレクトリ"/etc/sysconfig/network-scripts/"にある"ifcfg-インタフェース名"(ex. ifcfg-eth0)ファイルを編集します。
      [root@linux01 ~]# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
      DEVICE=eth0
      ONBOOT=yes
      BOOTPROTO=none
      IPADDR=192.168.1.1
      NETMASK=255.255.255.0
      HWADDR=00:08:02:91:E6:6F

      • DEVICE
        デバイス名を指定します。この値はファイル名と一致させてください。
      • ONBOOT
        OSの起動時にインタフェースも起動するか否かを設定します。yes:自動起動する。no:自動起動しない。
      • BOOTPROTO
        ネットワークサービスを使用して、IPアドレスを取得する際のプロトコルを選択します。
        選択できる値:bootp, dhcp, none
        固定IPを使用する場合には"none"を指定します。
      • IPADDR
        NICのIPアドレスを指定します。BOOTPROTOに"none"をした時のみ有効。
      • NETMASK
        ネットマスクを指定します。BOOTPROTOに"none"をした時のみ有効。
      • HWADDR
        NICのMACアドレスを指定します。この値が指定されていない場合には、OSで見つかった順に、eth0からNICが割り当てられます。
      ファイルの編集後、ネットワークを再起動すると、新しいIPアドレスが有効になります。
      [root@linux01 ~]# service network restart インターフェース eth0 を終了中: [ OK ] ループバックインターフェースを終了中 [ OK ] ネットワークパラメーターを設定中: [ OK ] ループバックインターフェイスを呼び込み中 [ OK ] インターフェース eth0 を活性化中: [ OK ]

  • Debian系
    • ホスト名の変更
      "/etc/hostname"ファイルを変更します。
      user@ubuntu:~$ sudo vi /etc/hostname
      hostname # ここを変更

    • IP アドレスの変更
      "/etc/network/interfaces"ファイルを編集します。

      user@ubuntu:~$ sudo vi /etc/network/interfaces
      # This file describes the network interfaces available on your system
      # and how to activate them. For more information, see interfaces(5).

      # The loopback network interface
      auto lo
      iface lo inet loopback

      # The primary network interface
      auto eth0
      iface eth0 inet static
      address 192.168.1.2
      netmask 255.255.255.0
      gateway 192.168.1.254

      auto eth2
      iface eth2 inet dhcp

      • auto インタフェース名
        NICのインタフェース名を指定します。
      • iface インタフェース名 inet プロトコル
        インタフェース名:上記で指定したインタフェース名と同じものを指定します。
        プロトコル:IPアドレスを取得する際方法を指定します。static(固定IP),dhcp, bootpなどを指定します。
      • address
        IPアドレスを指定します。プロトコルをIPアドレスにした場合のみ
      • netmask
        ネットマスクを指定します。プロトコルをIPアドレスにした場合のみ
      • gateway 192.168.1.254
        デフォルト・ゲートウェイを指定します。プロトコルをIPアドレスにした場合の
      ファイルの編集後、ネットワークを再起動すると、新しいIPアドレスが有効になります。
      "/etc/network/interfaces" 19L, 438C 書込み user@ubuntu:~$ sudo /etc/init.d/networking restart * Reconfiguring network interfaces... * Disconnecting iSCSI targets ...done. * Stopping iSCSI initiator service ...done. * Starting iSCSI initiator service iscsid ...done. * Setting up iSCSI targets ...done. * Setting up iSCSI targets ...done. [ OK ]

以上で、ホスト名、IPアドレスの恒久的な変更方法についての説明は、おしまいです。

0 件のコメント: