仮想マシンの設定変更について説明しています。
OVM 2.xについて説明しています。OVM 3.xについては、こちらをご覧ください。
[詳細]
今回から不連続になりますが、数回にわたってOVM Managerからの仮想マシンの管理について説明していきます。今回は、仮想マシンのプロパティの変更について説明します。
- 変更画面の表示
変更を行う仮想マシンを選択して"Configure"を押すか、仮想マシン名クリックします。
- Genenal
ここでは、仮想マシンの一般的な情報の変更を行います。
- General Information
一般的な情報が表示されます。ここは変更することが出来ません。
- "Create by" : 仮想マシンの作成者
- "Status" : 稼動状態
- "Server Pool Name" : 所属 Server Pool
- "Creation Time : 作成日
- "Running TIme" : 稼働時間
- "Size" : 仮想マシンの起動ディスクサイズ
- "Create by" : 仮想マシンの作成者
- Detail Information
仮想マシンの詳細情報が表示されます。これらの項目は変更することが出来ます。
- "Virtual Machine Name" :
仮想マシン名。こちらを変更してもゲストOSのホスト名は変わりません。(必須)
- "Group Name" :
仮想マシンが所属するグループ。グループに所属するメンバーへ仮想マシンの管理権限を与えます。
デフォルトのグループは"My workspace"で、仮想マシンの作成者と管理者以外は変更で出来ません。グループについては、Oracle VM 入門 (第4回、ユーザの管理)を参照してください。(必須)
- "Max Memory Size" :
仮想マシンの最大メモリ容量。(必須)
- "Memory Size" :
仮想マシンの起動時のメモリ容量。(必須)
- "Description" :
仮想マシンの説明。(任意)
- "Virtual Machine Name" :
- General Information
- Network
仮想ネットワーク・インタフェース(NIC)について変更を行います。
- "Edit"
選択した仮想NICの設定変更を行います。
- Virtual Network Interface Name
インタフェースの名前を設定します。
- Virtual Network Interface MAC Address
仮想インタフェースのMACアドレスが表示されます。(変更不可)
- Bridge
ブリッジするホストのNICを選択します。
- Enable Rate Limit
ネットワークの帯域制限を行うかどうかを選択します。
- Rate Limit
ネットワーク帯域の上限を設定します。("Enable Rate Limit"がチェックされている時は必須)
- Virtual Network Interface Name
- "Delete"
選択した仮想NICの削除を行います。
- "Add"
新しい仮想NICを作成します。
- Virtual Network Interface Name
インタフェースの名前を設定します。
- Bridge
ブリッジするホストのNICを選択します。
- Enable Rate Limit
ネットワークの帯域制限を行うかどうかを選択します。
- Rate Limit
ネットワーク帯域の上限を設定します。("Enable Rate Limit"がチェックされている時は必須)
- Virtual Network Interface Name
- Network Type
仮想ネットワークのタイプを、「完全仮想化」(Fully Virtualized)と「準仮想化」(Paravirtulized)から選択します。
- "Edit"
- Storage
仮想ディスクや仮想マシンのブートでデバイスの管理を行います。
- "Virtual Disks"
仮想ディスク追加、削除、変更を行います。
- "Delete"
仮想ディスクの削除を行います。
- "Edit"
仮想ディスクの設定の表示、変更を行います。
- "Virtual Disk Name"
仮想ディスク名を表示します。(変更不可)
- "Virtual Disk Size"
仮想ディスクサイズを表示します。(変更不可)
- "Shared"
共有仮想ディスクであるか否かを表示します。(変更不可)
- "Hard Drive Type"
仮想ディスクのデバイスの種類をAuto, IDE, SCSI,XVDから選択します。(XVDはPVMのときのみ)
なお、ブート・ディスクに対して、変更を加えないでください。OSができなくなります。
- "QoS Enabled"
QoS(帯域制限)を行うかどうかを選択します。
- Priority Class
QoSがEnabledの時に、仮想ディスクのI/Oのプライオリティを0~7までの値で設定します。0が最優先、7が最低です。("QoS Enabled"の時は必須)
- "Virtual Disk Name"
- "Create New Virtual Disk"
仮想ディスクの設定の表示、変更を行います。
- "Virtual Disk Name"
仮想ディスク名を指定します。(必須)
- "Virtual Disk Size"
作成する仮想ディスクサイズを表示します。(必須)
- "Attach/Detach Shared Virtual Disk"
- "Hard Drive Type"
仮想ディスクのデバイスの種類を選択します。デフォルトAuto(必須)
HVMとPVMの違いによって、追加できる仮想ディスクの数、種類が異なります。
HVMの場合:- Auto, IDE, SCSIから選択します。
- IDEディスクの最大数は、CDROMデバイスを含んで4台。SCSIディスクは最大7台まで追加できます。
- Autoを選択した場合は、まず、IDEディスクが選択されます。IDEディスクの最大数4に達すると、SCSIディスクが選択されます。SCSIも最大数に達するとエラーとなり、仮想ディスクは作成されません。作成できる残りディスクの数は、下のように表示されます。
- Auto, IDE, SCSI, XVDから選択します。
- PVMには、IDE, SCSI, XVD共にディスクの数の制限はありません。
- Autoを選択した場合は、直前に作成されたディスクの種類が選択されます。
- Auto, IDE, SCSIから選択します。
- "QoS Enabled"
QoS(帯域制限)を行うかどうかを選択します。
- "Priority Class"
QoSがEnabledの時に、仮想ディスクのI/Oのプライオリティを0~7までの値で設定します。0が最優先、7が最低です。("QoS Enabled"の時は必須)
- "Virtual Disk Name"
- "Delete"
- "Boot Source/CDROM"
仮想マシンがブートするデバイスを"HDD", "CDROM", "PXE"から選択します。
なお、CDROMはHVMのときのみ選択でき、Resoucesで登録したISOイメージを指定します。
- "Virtual Disks"
- "Policies"
仮想マシンの実行順位、高可用性、動作ホストの設定を行います。
- "Hight Availability"
- "Number of Virtual CPUs"
仮想マシンの持つ仮想CPUの数を指定します。
CPUの数はパフォーマンスの観点から、OVM Serverに搭載されているCPUの総コア数以下にすることをお勧めします。
- "Schedule Priority"
- "Scheduling Cap"
- "Enable Hight Availability"
高可用性の機能を有効にします。サーバ・プールの高可用性機能が有効になっていることが必要です。
- "Number of Virtual CPUs"
- "Placement Policy"
仮想マシンの動作させるホストへの割り当てポリシーを設定します。
- "Hight Availability"
- "Profiles"
- "Login/Password"
仮想マシンにアクセスするためのアカウントとパスワードの再設定を行います。
- "Virtual Machine System Usernname"
ゲストOSのシステム管理ユーザを指定します。Linux, UNIXでは、"root"。Windowsでは"Administrators"グループに所属するユーザを指定します。
- "Virtual Machine System Password"
ゲストOSのシステム管理ユーザ、もしくは、そのパスワードを変更する場合新しいパスワードを入力します。
- "Confirm Virtual Machine System Password"
ゲストOSのシステム管理ユーザの新しいパスワードを確認のため再度入力します。
- "Console Password"
仮想マシンのコンソールにアクセスする際のパスワードを設定します。
- "Confirm Console Password"
コンソールのパスワードを確認のために再入力します。
- "Send me the password"
パスワードを忘れた時など、emailでパスワードを送付してします。
- "Virtual Machine System Usernname"
- "Operating System"
仮想マシンのOSの種類や、キーボードの配列を変更します。
- "Profile/Operating System"
仮想マシンのOSの種類をリストの中から選択します。
- "Keyboard Layout"
仮想マシンで使用するキーボードをリストの中から選択します。
- "Profile/Operating System"
- "Login/Password"
以上で、仮想マシンのプロパティの変更についての説明は終了です。
次回はサーバ・プールへのサーバの追加について説明します。
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