NICのデバイス名を固定します。
[詳細]
Linuxでは、ブートのタイミングや増設カードの追加によって、NICがKernelから認識される順序が変ってしまうことがあります。udevを使い、これを固定化する方法を説明します。
設定方法:
"/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules"ファイルに、デバイス名を固定するNICを下記の要領で列記します。記載後、OSをリブートすると設定が反映されます。
KERNEL="eth*", SYSFS{address}=="マックアドレス", NAME="デバイス名"
設定サンプル:
root@ubuntu:~# vi /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules
KERNEL=="eth*", SYSFS{address}=="52:54:00:cc:52:d1", NAME="eth0"
KERNEL=="eth*", SYSFS{address}=="52:54:00:30:61:72", NAME="eth1"
動作確認:KERNEL=="eth*", SYSFS{address}=="52:54:00:cc:52:d1", NAME="eth0"
KERNEL=="eth*", SYSFS{address}=="52:54:00:30:61:72", NAME="eth1"
root@ubuntu:~# ifconfig
eth0 Link encap:イーサネット ハードウェアアドレス 52:54:00:cc:52:d1
inetアドレス:192.168.122.211 ブロードキャスト:192.168.122.255 マスク:255.255.255.0
inet6アドレス: fe80::5054:ff:fecc:52d1/64 範囲:リンク
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 メトリック:1
RXパケット:1271 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
TXパケット:949 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000
RXバイト:122090 (122.0 KB) TXバイト:130943 (130.9 KB)
eth1 Link encap:イーサネット ハードウェアアドレス 52:54:00:30:61:72
UP BROADCAST RUNNING SLAVE MULTICAST MTU:1500 メトリック:1
RXパケット:89 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
TXパケット:1596 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000
RXバイト:10831 (10.8 KB) TXバイト:110510 (110.5 KB)
割り込み:10 ベースアドレス:0xa000
以上で、NICのデバイス名の固定方法の説明を終わります。eth0 Link encap:イーサネット ハードウェアアドレス 52:54:00:cc:52:d1
inetアドレス:192.168.122.211 ブロードキャスト:192.168.122.255 マスク:255.255.255.0
inet6アドレス: fe80::5054:ff:fecc:52d1/64 範囲:リンク
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 メトリック:1
RXパケット:1271 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
TXパケット:949 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000
RXバイト:122090 (122.0 KB) TXバイト:130943 (130.9 KB)
eth1 Link encap:イーサネット ハードウェアアドレス 52:54:00:30:61:72
UP BROADCAST RUNNING SLAVE MULTICAST MTU:1500 メトリック:1
RXパケット:89 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
TXパケット:1596 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000
RXバイト:10831 (10.8 KB) TXバイト:110510 (110.5 KB)
割り込み:10 ベースアドレス:0xa000
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