Linuxのスワップファイルの追加方法を説明しています。
[詳細]
Linuxにおいてスワップ領域が不足したときには、スワップファイルを追加することで領域を拡張することが出来ます。
ここでは、通常のファイルをスワップに追加する方法を説明します。
次の手順に従ってファイルをスワップへ追加してください。
- スワップに追加するファイルを作成します。
[root ~]# dd if=/dev/zero of=/swapfile bs=1024K count=4096
4096+0 records in
4096+0 records out
4294967296 bytes (4.3 GB) copied, 26.4916 seconds, 162 MB/s
※この例では、/swapfileという名前のファイルをサイズ4GBの大きさで、作成しています。
ファイル名、パスを変更する場合には"/swapfile"の部分を、サイズを変更する場合には"4096"を変更してください。 - mkswapコマンドを使用して、スワップファイルをフォーマットします。
[root ~]# mkswap /swapfile
Setting up swapspace version 1, size = 4294963 kB - 作成したファイルをスワップに追加します。
[root ~]# swapon /swapfile
- ファイルが正しく追加されたかどうか確認します。
swaponコマンドで、追加されたファイル名とサイズが正しく表示されることを確認します。[root ~]# swapon -s
Filename Type Size Used Priority
/dev/sda2 partition 4321476 0 -1
/swapfile file 4194296 0 -2 - OS起動時に自動でスワップが追加されるよう/etc/fstabに設定をします。
[root ~]#vi /etc/fstab
/dev/sda3 / ext3 defaults 1 1
/dev/sdb1 /home ext3 defaults 1 2
/dev/sda1 /boot ext3 defaults 1 2
tmpfs /dev/shm tmpfs defaults 0 0
devpts /dev/pts devpts gid=5,mode=620 0 0
sysfs /sys sysfs defaults 0 0
proc /proc proc defaults 0 0
/dev/sda2 swap swap defaults 0 0
/swapfile swap swap defaults 0 0
[参考]
- 使用中のスワップファイルの停止する方法を記載します。
[root ~]# swapoff /swapfile
正しく削除されたかどうか確認します。[root ~]# swapon -s
Filename Type Size Used Priority
/dev/sda2 partition 4321476 0 -1 - /etc/fstabに記載してあるスワップファイルを一度に有効にする方法です。
[root@jp-lin11 ~]# swapon -a
正しく追加されたかどうか確認します。[root ~]# swapon -s
Filename Type Size Used Priority
/dev/sda2 partition 4321476 0 -1
/swapfile file 4194296 0 -4
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