OVMのシステムにストレージ・リポジトリの設定を行います。
[詳細]
前回は仮想マシンのイメージ、テンプレート、ISOイメージを格納するNFSストレージが必要の追加方法について説明しました。今回はストレージ・リポジトリの作成から、リポジトリへ仮想マシンの追加までについて説明します。
さて、OVM3.0ではストレージをOVMへ登録しただけでは、仮想マシンやISOイメージ、テンプレート、仮想マシンの設定ファイルを格納することはできません。作成した共有ストレージ上にリポジトリを作成することでファイル類を登録することができます。
- リポジトリ作成ウィザードの起動
下の図の赤で囲った部分ををクリックして、ウィザードを起動します。
- リポジトリの作成
ストレージ・リポジトリを作成するために必要な情報の記入を行い、リポジトリを作成します。
- Name
仮想マシン名を設定します。Oracle VM環境内で一意であれば任意の名前を付けることができます。(必須)
- Repository Location
リポジトリのデータを格納するストレージを指定します。(必須)
- Netwark File Server
NFSサーバ上にリポジトリを作成します。
虫めがねを押すとNetwork File Serverには、第4回で登録した作成したNFSサーバとストレージが表示され、使用するファイルシステムを選択します。ストレージを使用するためにはあらかじめRefreshしておく必要があります。
- Physical Disk
iSCSIやFCなどの共有ディスクをリポジトリとして使用する際に指定します。設定方法については、管理編で説明します。
- Netwark File Server
- Share Path
指定したファイルシステム上にサブディレクトリを作成し、そこをリポジトリとします。(任意)
- Descripiton
リポジトリの説明を記載します。(任意)
- Name
- 登録画面の起動
リポジトリにOVMサーバを登録する画面を起動するために、下のマルで囲まれた部分をおします。
- OVMサーバの登録
リポジトリに追加するサーバを"Servers"から選択し、右側の"Present to Server(s)へ移動させ、"OK"を押しサーバの登録を行います。
サーバが登録されると、次のように右側の"Server"に登録したサーバがリストされます。
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