VMware ESXi 4のインストールから、管理クライアントのセットアップまでを説明しています。
ESXi 3.5について連載していましたが、ESXi 4がリリースされましたので、ESXi 4に改訂したもので、インストールから改めて連載し直しますで、よろしくお願いします。
[詳細]
VMware ESXi (ESXi)は、VMware社から無償で提供されているType1ハイパーバイザ型のバーチャルマシンモニタ(VMM)です。
3.5から4.0での主な変更点は次のようなものがあります。
- x86_64対応となり32bitのハードウェアでは動作しなくなった。
- VMware Infrastracture Clientの名称がVMware vSphere Clientに変更され、日本語対応した。
- バーチャルマシンのCPU数が8まで、サポートするようになった。
- ホストマシンのキャパシティが、64 CPU Core, 1TB メモリをサポートするようになった。
- いくつかのパフォーマンスに関する改善がなされた
なお、今回、第一回は、ESXiのホストへのインストールとホストの環境設定、およびESXiクライアントであるVMware Infrastracture Clientのインストールの手順について説明します。
# 本ドキュメントのキャプチャ画面で、ESXi 3.5から大きな変更のないものは、以前のドキュメントから流用しています。ご了承ください。
- ESXiの入手
VMware社のWebサイトからESXiのCD ROMイメージをダウンロードするためには、アカウントの登録が必要です。
- VMware社のホームページのプロダクトのリストから、"VMware ESXi (freeware)"を選択してESXiのページに移動します。
- 必要事項を記入し使用許諾に同意してすると、確認のemailが送られます。
- emailに記載されているリンクをたどると、ログイン画面が表示されます。
- emailアドレスとパスワードを入力して、ダウンロード画面に進んでください。
- 画面表示されるライセンス番号のメモし、ESXのCDROMイメージをダウンロードします。
- ダウンロードしたイメージを、CDROMもしくはDVD±ROMの媒体へ書き込みます。書き込みについては、イメージを媒体に転記できるツールを使用してください。
- VMware社のホームページのプロダクトのリストから、"VMware ESXi (freeware)"を選択してESXiのページに移動します。
- CDからのインストール
ダウンロードしたCDROMイメージを、ホスト・マシンにインストールします。
- インストールするホスト・マシンに、既に別のOSが入っている場合にはMBRを初期化します。MBRの初期化については、こちらを参照してください。
- 作成した媒体をCD/DVDドライブへ挿入し、ホスト・マシンの電源を入れます。
なお、CD/DVDドライブから起動するように、BIOSを設定する必要があります。
- kernelの起動が終わると、インストールの開始画面になります。
新規インストールなので、"Install"を選択します。
- ライセンス同意書が表示されますので、同意して先に進めてください。
- インストールするディスクを選びます。
- 確認画面で"Install"選択(F11キーを押す)と始まります。
- インストールが終了するとリブートの確認画面になります。インストール媒体を取り出してリブートを行ってください。
- ESXiホスト上での設定
インストール後、ESXiの環境設定を、インストールしたホスト・マシンのコンソールを使って行います。
- VMware Infrastracture Clientのインストール
ESXiを管理するためにvSphere Clientのインストールが必要です。vShpere ClientはWindows上で動作しますので、Windowsマシンが必要になります。LinuxからのESXiの操作には、コマンドライン・インタフェースが用意されています。そちらにつきましては、VMware社の資料を参照してください。
以上で、ESXiを使用する準備ができました。
環境構築については、次回に説明します。
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