日曜日, 6月 07, 2009

VMware ESXi 4入門 (第2回、データストア作成)

[概要]
VMware ESXiを使用する際にバーチャルマシンのイメージや、ゲスト用のOS媒体のイメージを格納する場所"データストア(Datastore)"の作成方法を説明してます。

[詳細]
前回に引き続き今回は、バーチャルマシンのイメージや、OSなどのインストール媒体を格納する場所である"データストア(Datastore)"の作成を行います。データストアには、Fiber Channel, iSCSI, NFS, ローカルディスクなどを使用できます。
本章では、データストアをローカルディスクとNFSに作成する場合について説明します。あわせて、データストアの作成に使用するVMware vSphere Client (ESX 3.5V以前、VMware Infrastracture Clientと呼ばれていたもの)の操作方法の基礎についても触れます。
  1. vSphere ClientからESXiホストへの接続

    スタートメニューから、vSphere Client クライアントを起動し、ユーザー名(最初の接続時にはrootしか存在ないので、rootを入力します。)
    VMware Infrastracture ClientからvSphere Clientに変って、一番助かったことは日本語化されたことではないでしょうか。



    セキュリティの警告に答えて("無視"を押すと先に進む)、ログインしてください。

  2. (参考)ESXi4ではバーチャルマシンなどのリソースを管理するインベントリとユーザやログの管理が分かれています。
  3. データストア作成画面への移動
    インストール直後には、データストアは存在しません。"構成"のページのトップにその旨が記載されています。"今すぐストレージ..."をクリックして、データストア作成画面へ移動してください。
    または、vSphere Clientの"構成"のページにある"ハードウェア"の中の"ストレージ"をクリックします。データストアを追加する際には、こちらの方法を使用します。

  4. ストレージのタイプの選択とデータストアの作成
    格納先にNFSを使用する場合は"Network File System"を、ファイバー・チャネル、iSCSI、またはローカルディスクを使用する場合には"Disk/LUN"を選択します。

  5. [Disk/LUNの場合]
    1. データストアを構築するデバイスを選択します。



    2. パーティションを削除して領域を作るか、空き領域を使用して作成するかを選択します。
      デバイスにパーティションが存在しない場合には、確認画面となります。



    3. データストア名を入力します。
      データストア名仮想化環境の中で一意である必要があります。
      なお、データストアを複数のホストで共有する場合には、共有するホスト間で一意のデータストア名にしなければなりません。


    4. 最大ファイル・サイズの指定をします。


    5. 設定を確認して、データストアの作成を実行します。



    6. データストアにストレージに表示されれば、作成は完了です。


    [Network Storageの場合]
    1. NFSサーバ、共有ディレクトリ、データストア名を入力します。
      データストア名は共有するホスト間で一意になるように作成します。

    2. 設定を確認して、データストアの作成を実行します。



    3. データストアにストレージに表示されれば、作成は完了です。



次回はバーチャルマシンの作成について説明します。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

助かりました。どうも