木曜日, 7月 16, 2009

VMware Server 入門(第5回、Windowsゲスト・インストール)

[概要]
VMware Server上のバーチャルマシンにWindowsをインストールする方法を説明します。

[詳細]
前々回作成したバーチャルマシンに、Windowsをインストールします。
  1. 起動時の仮想CD/DVDドライブ接続準備
    バーチャルマシン作成時に"Connect at Power On"にチェックをしなかった場合は、CD/DVDドライブのプロパティを開き、起動時にデバイスを接続するように指定します。設定方法はこちら。

  2. リモートコンソール・プラグインのインストール
    VMware Serverでバーチャルマシン上のOSを操作するためには、VMwareリモートコンソールが必要です。リモートコンソールは、Webブラウザにプラグインをインストールすることで利用が可能になります。
    1. VMware ServerのWeb管理画面にて、"Console"のタブを選択します。

    2. プラグインがインストールされていないという内容が表示されていますので、"click here"の部分をクリックしてインストールを開始します。


    3. インストーラの指示に従ってインストールを行い、終了後ブラウザを再起動します。再起動後、再び"Console"タブを選択すると下のような画面になっていれば、インストールは成功しています。


  3. バーチャルマシンの起動
    "Console"タブ、もしくはメニュバーにあるを押して、バーチャルマシンを起動します。

  4. リモートコンソールの起動
    バーチャルマシンが起動すると"Console"タブが、下の画面に変更されます。
    画面内をクリックして、リモートコンソールを起動します。


  5. OSのインストール
    起動時の仮想CD/DVDドライブ接続が正しく設定されていれば、ポップアップしたコンソール画面に、Windowsのブートの様子が表示され、インストール画面に進みます。この後はリモートコンソールを使用して通常のPCと同じようにインストールを行ってください。


  6. VMware Toolsのインストール
    バーチャルマシンのOSが再起動したら、VMware用のユーティリティやドライバを、バーチャルマシンにインストールします。
    VMware Toolsの1つの機能として、バーチャルマシンとvSphere Clientが動作しているPCの間で、クリップボードのデータのやり取りができるようになります。
    1. CDROMをマウントしている場合には、アンマウントしてください。
      1. 実行するバーチャルマシン選択して、"Hardware"から"CD/DVD drive"をクリックします。


      2. "Connect at power on"にチェックを外します。


    2. Web管理画面上でVMware Toolsをインストールするバーチャルマシンを選択し、"VMware Tools..."をクリックします。


    3. 確認画面が表示されるのでOKを押して進みます。


    4. コンソール画面に移り、インストール・ウィザードを進めていきます。
      autorunが有効な場合(デフォルト)は、インストーラーが自動起動し、セキュリティの警告が表示される場合がありますので許可してください。
      セットアップタイプは、多くの場合「標準」でかまいません。


      インストール後、バーチャルマシンのリブートが必要になります。

    5. インストールの確認
      "Summary"タブの"VMware Tools"が"running"になっていれば、インストールは成功です。


これでバーチャルマシンへのWindowsのインストールは完了です。普通のマシンと同様にバーチャルマシンを利用できます。してください。

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