Linuxで2TBを超えるパーティションを作成する方法を説明します。
[詳細]
2TBを超えるパーティションを使用する際には、パーティションテーブルをGUIDパーティションテーブル(GUID Partition Table : GPT)に変更します。なお、パーティションテーブルの>デフォルトは、"マスターブートレコード:MBR"(MS-DOS)です。
fdiskでは、GPTを扱うことができないので、parted, gparted,ディスク・ユーティリティ(palimpsest)を使用します。
注意:パーティション・テーブルを変更(フォーマット)すると、ディスク内のデータはすべて消去されます。
- ディスク・ユーティリティの場合
ディスク・ユーティリティは、ubuntuやdebianでは標準でインストールされます。このユーティリティを使った方法を説明します。- ストレージ・デバイスに表示されているハードディスクの中から、フォーマットするディスクを選択します。
- 画面中ほどにある「ドライブをフォーマット(D)」前にある
ディスクのアイコンをクリックしてください。フォーマットのダイアログがポップアップします。 - ダイアログの「スキーム」の中から「GUIDパーティションテーブル」を選択し、「フォーマット」を押します。
- 「ドライブをフォーマット(D)」の上に表示されているパーティションが「GUIDパーティションテーブル」と表示されれば成功です。
- 引き続きボリュームの作成とシステムを作成してください。
- partedの場合
GUIが使えない環境ではpartedを使用して、パーティションテーブルを変更します。- partedの引数にパーティションテーブルを変更するドライブを指定して起動します。その後、下のようにpartedのコマンドを実行してください。root@host:~# parted /dev/sdb
(parted) mklable gpt
(parted) quit
root@host:~# - partedのコマンドprintを実行するとパーティションテールが確認できます。(parted) print
モデル: ATA Maxtor 6H500F0 (scsi)
ディスク /dev/sdb: 500GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B
パーティションテーブル: gpt
番号 開始 終了 サイズ タイプ ファイルシステム フラグ
2 32.3kB 298GB 298GB primary ext3
1 298GB 500GB 202GB primary ext3
- partedの引数にパーティションテーブルを変更するドライブを指定して起動します。その後、下のようにpartedのコマンドを実行してください。
- gpargedの場合
partedのグラフィカル版で、パーティションのサイズの変更・移動など、詳細な作業をする際に使用します。
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