VMware ESXi上のバーチャルマシンにLinuxをインストール方法を説明しています。
[詳細]
前回作成したバーチャルマシンに、Linuxをインストールします。
# 本ドキュメントのキャプチャ画面で、ESXi 3.5から大きな変更のないものは、以前のドキュメントから流用しています。ご了承ください。
- プロパティ画面の起動
vShpere Clientの右側にペインから作成されたバーチャルマシンを選択し、左側のペインの"サマリ"のタブを選択するか、"コマンド"の中から"設定の編集"を選択して、プロパティ画面を開きます。もしくは、"はじめに"のタブにある"仮想マシンの設定の編集"をクリックして、プロパティ画面の起動を起動します。
- OSインストールメディアの指定
- "ハードウェア"のタブにある"CD/DVDドライブ1"を選択します。
- バーチャルマシンが、起動時にOSインストールメディアをマウントするよう"パワーオン時に接続"にチェックします。
- OSインストールメディアのあるデバイスを指定します。
- クライアント デバイス
vSphere Clientの動作しているコンピュータのドライブを使用します。 - ホスト デバイス
ESXiホストに接続されているドライブを使用します。 - データストア ISO ファイル
Datastoreに格納されているOSインストールメディアのISOイメージを指定します。
- クライアント デバイス
- "ハードウェア"のタブにある"CD/DVDドライブ1"を選択します。
- バーチャルマシンの起動
vSphere Clientの右側にリストから、作成されたバーチャルマシンを選択し、"パワーオン"を押します。
- OSのインストール
"コンソール"のタブを選択すると、バーチャルマシンのコンソールでOSのインストールが開始されていることが分かります。
以後は、vSphere Clientのコンソールを使って、通常のサーバと同じようにOSのインストールを行ってください。
※ vSphere Clientのコンソール画面から抜けるためには、"Ctrl"と"Alt"キーを同時に押します。
※ コンソール画面だけを独立したウィンドで開くことができます。コンソールのを押すとコンソール画面が開きます。
インストールが終了し、CDROMの取り出しの指示が出たら、"OSインストールメディアの指定"でチェックした"パワーオン時に接続"のチェックを外してからリブートをしてください。
- VMware Toolsのインストール
バーチャルマシンのOSが再起動したら、VMware用のユーティリティやドライバを、バーチャルマシンにインストールします。
VMware Toolsの1つの機能として、バーチャルマシンとvSphere Clientが動作しているPCの間で、クリップボードのデータのやり取りができるようになります。
- CDROMをマウントしている場合には、アンマウントしてください。
- vSphere Clientのメニューにある"インベントリ"から"仮想マシン" → "ゲスト" → "VMware Tools"のインストール/アップグレード"の順で選択します。
- 確認画面が表示されるのでOKを押して進みます。
- コンソール画面に移り、VMware Toolsが入っているCDイメージが、バーチャルマシン上のCDROMドイブに、マップされるので適当なディレクトリにマウントします。
なお、automountが有効な場合には自動的にマウントされます。たとえば、RHEL5系の場合は/media/VMware Toolsにマウントされます。
- ターミナルを開き、パッケージをハードディスクにコピーし、パッケージを展開します。
ESX4ではrpm形式のパッケージが提供されていません。すべて、tar.gz形式のパッケージのインストールになります。
[root@localhost ~]# cp /media/VMware\ Tools/VMwareTools-4.0.0-164009.tar.gz .
[root@localhost ~]# tar xvfz VMwareTools-4.0.0-164009.tar.gz - VMware ToolsのインストールとVMware Toolsの設定を行います。
インストール先のパスを質問されますが、特に必要がなければデフォルトのまま設定します。X windowの解像度については表示したい解像度を1-15の間で指定してください。
[root@localhost ~]# cd vmware-tools-distrib/
[root@localhost vmware-tools-distrib]# ./vmware-install.pl
Creating a new VMware Tools installer database using the tar4 format.
Installing VMware Tools.
In which directory do you want to install the binary files?
[/usr/bin]
What is the directory that contains the init directories (rc0.d/ to rc6.d/)?
[/etc/rc.d]
What is the directory that contains the init scripts?
[/etc/rc.d/init.d]
In which directory do you want to install the daemon files?
[/usr/sbin]
In which directory do you want to install the library files?
[/usr/lib/vmware-tools]
The path "/usr/lib/vmware-tools" does not exist currently. This program is
going to create it, including needed parent directories. Is this what you want?
[yes]
In which directory do you want to install the documentation files?
[/usr/share/doc/vmware-tools]
The path "/usr/share/doc/vmware-tools" does not exist currently. This program
is going to create it, including needed parent directories. Is this what you
want? [yes]
<中略>
The installation of VMware Tools 4.0.0 build-164009 for Linux completed
successfully. You can decide to remove this software from your system at any
time by invoking the following command: "/usr/bin/vmware-uninstall-tools.pl".
Before running VMware Tools for the first time, you need to configure it by
invoking the following command: "/usr/bin/vmware-config-tools.pl". Do you want
this program to invoke the command for you now? [yes]
Detected X.org version 7.1.
Please choose one of the following display sizes that X will start with (1 - 15):
[1] "640x480"
[2] "800x600"
[3] "1024x768"
<中略>
[14] "1920x1200"
[15] "2364x1773"
Please enter a number between 1 and 15:
[3]
<中略>
The configuration of VMware Tools 4.0.0 build-164009 for Linux for this running
kernel completed successfully.
You must restart your X session before any mouse or graphics changes take
effect.
You can now run VMware Tools by invoking the following command:
"/usr/bin/vmware-toolbox" during an X server session.
To enable advanced X features (e.g., guest resolution fit, drag and drop, and
file and text copy/paste), you will need to do one (or more) of the following:
1. Manually start /usr/bin/vmware-user
2. Log out and log back into your desktop session; and,
3. Restart your X session.
To use the vmxnet driver, restart networking using the following commands:
/etc/init.d/network stop
rmmod pcnet32
rmmod vmxnet
modprobe vmxnet
/etc/init.d/network start
Enjoy,
--the VMware team - 出力にしたがって/usr/bin/vmware-userを実行し、ログオンしなおすことでX Windowのセッションを再起動します。
- ネットワークの再起動を行います。
[root@localhost ~]# /etc/init.d/network stop
[root@localhost ~]# rmmod pcnet32
[root@localhost ~]# rmmod vmxnet
[root@localhost ~]# modprobe vmxnet
[root@localhost ~]# /etc/init.d/network start - インストールの確認
"サマリ"の"VMware Tools"がOKになっていれば、インストールは成功です。
- CDROMをマウントしている場合には、アンマウントしてください。
これでESXiにLinuxをインストールする作業は完了です。バーチャルマシンを通常のPCと同じように使用できます。
次回はバーチャルマシンへWindowsをインストール方法について説明します。
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